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小規模ヘッジファンドが資金引き付ける-大規模苦戦の中、機敏性発揮

2月17日(ブルームバーグ):リチャード・マラビグリア氏は1月にチューリヒやニューヨーク、シカゴ、マイアミへと飛んだ。自身が運用するヘッジファンドの資金2億5000万ドル(約200億円)を調達するためだ。
マラビグリア氏(ロンドン在勤)はカールソン・キャピタルで約6億1000万ドルを運用している。昨年の運用成績はプラス約40%と、株式取引に重点を置くヘッジファンド運用会社としては珍しく好調だった。調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、ヘッジファンド業界全体の昨年の運用成績は平均でマイナス5%。株式に重点を置くヘッジファンドはマイナス8.3%と、さらに低調だった。

リスクが低いと認識されている大規模ヘッジファンドが同業界に流入する資金の大部分を引き続き引き付けているが、マラビグリア氏は運用資産230億ドルのポールソンや125億ドルのランズダウン・パートナーズなど知名度の高い競合ファンドを上回る運用成績を挙げている。これらの大規模ファンドの昨年の運用成績は、株式への多額の投資によりこれまでで最低に落ち込んだ。

マラビグリア氏(42)は、株式相場が変動する中、小規模であるために機敏さを発揮できるほか、個人の見通しに基づく投資でファンド全体のトータルリターンに変化をもたらすこともできると語る。同氏はスティーブン・コーエン氏率いるSACキャピタル・アドバイザーズで勤務した経験を持つ。

JPモルガン・チェースの富裕層の資産運用部門のアドバイザー、アンドルー・リー氏(ニューヨーク在勤)は「大規模ヘッジファンドは一般的に、その規模と変動性の高い市場の犠牲になっている」と指摘。「小規模ファンドは迅速に反応することができるため有利な立場にある」との見方を示す。

バークレイズが1月に発表したリポートによると、ヘッジファンドの顧客の約3分の2が今年、資産規模10億ドル未満の運用会社への投資を増やすことを計画している。

機敏性の恩恵

さまざまなヘッジファンドに30億ドル以上を配分しているライオンゲート・キャピタル・マネジメント(ロンドン)の調査責任者、ベン・ファンク氏は「石油タンカーではなくスピードボートに投資するのは非常に理にかなっている」と指摘する。

マラビグリア氏は米ダラスを拠点とするカールソン・キャピタルの「ブラック・ダイヤモンド・セマティック・ファンド」を運用している。先月の出張中、投資家に対し、昨年1-6月(上期)に強気の株式投資を減らし始めたことを明らかにした。中国がインフレ抑

制策をとり、米連邦準備制度理事会(FRB)が6000億ドル規模の国債購入プログラムを終了すると見込んでいたためだ。その予想は的中した。4-6月(第2四半期)に横ばいだったMSCI世界指数は7-9月(第3四半期)に17%下落した。

そして、マラビグリア氏は他の投資家が大挙してポジションを売却した9月に株式を購入した。取引が集中した結果、パフォーマンスが市場全体と相関していない株式を見つけ出すのが容易になった。

マラビグリア氏のヘッジファンドは1月にプラス約4パーセントの運用成績を挙げた後、新規資金の受け入れを停止した。「他社より力強いパフォーマンスを望むなら、小規模ファンドの方が可能性は高い。ポートフォリオ全体で大きな違いを生み出す素晴らしいトレーディングのアイデアに大規模ファンドはどれほど資産を配分することができるだろうか」と述べた。

LMRパートナーズもマラビグリア氏同様に機敏性による恩恵を受けている。投資家らによると、同社の運用資産7億5000万ドルの「LMRファンド」の昨年の運用成績はプラス38.7%、2010年はプラス30.4%だった。同社は経済指標やコンピューターで分析した価格乖離(かいり)に基づき、対象期間最短1日で為替や債券、株式、商品に投資している。

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