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大手ヘッジファンド、ソブリン債取引でCDSから空売りに乗り換え

12月16日(ブルームバーグ):ギリシャ救済をシュールレアリズム(超現実主義)の絵画にたとえたヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏は、ソブリン債売りのポジションを組み直した。同氏は政府当局が大手銀行を守ろうとする動きがリスクになると考えている。
同氏が経営権を持つ保険会社、グリーンライト・キャピタル・リは6月30日時点に、6億6700万ドル(約520億円)相当のソブリン債をデフォルト(債務不履行)に対して保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を保有していたが、7-9月(第3四半期)にそのほぼ半分の保証契約を解消。代わりに米国以外のソブリン債の空売りポジションを組んだ。規制当局への届け出から分かった。

CDSから空売りに変えたのは、国債相場暴落で上げられるはずの利益を、アインホーン氏が7月7日の投資家宛て書簡で警告した落とし穴から守るためだ。グリーンライト氏は書簡で、当局はソブリン債CDSで決済を引き起こすことを阻止しようとしていると指摘。決済が起こればCDSによる保証を販売した欧州の銀行が大損失を被るからだと説明した。

ニューヨークのコンサルティング会社、ICSリスク・アドバイザーズで資産運用・証券会社担当の部門を率いるゲーリー・スウィマン氏によれば、「少なくとも3、4社の大手ファンドがアインホーン氏と同じことをした」という。ヘッジファンドが「規制を受けないプライベートな市場から、公的に発行された国債の市場へと移っている」と同氏は論評した。

米証券保管振替機関(DTCC)によると、フランスとギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインの国債を保証するCDSのネットの残高は12月2日の時点で668億ドルと、1月7日の745億ドルから減少していた。減少が最大なのはギリシャ債を保証するCDSで、12月2日の残高は純額で34億ドルと1月7日の63億ドルから46%減っていた。

ヘッジファンド会社グリーンライト・キャピタル社長のアインホーン氏は、過小評価されていると考える企業にも投資するが、過大評価されていると見られる企業の株も空売りする。2008年にはリーマン・ブラザーズ・ホールディングスを売り、今年はグリーン・マウンテン・コーヒー・ロースターズを空売りした。同氏はヘッジファンド運用のほか、グリーンライト・リの資産の投資にも携わる。事情に詳しい関係者によると、グリーンライト・リの保有資産は同氏のヘッジファンドと同様だという。関係者は匿名を条件に述べた。

グリーンライト・リの10月31日の米証券取引委員会(SEC)への届け出によれば、同社は第3四半期に2億9460万ドル相当のCDSを解消し、米国外の国債1億5380万ドル相当を空売りした。グリーンライトの広報担当、ジョナサン・ガスサルター氏は取引についてコメントを控えた。

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